自分を見つめ直したい

【母が重い】感謝しなきゃ!でも苦しい…そんな気持ちと戦い続けるあなたへ

【母が重い】感謝しなきゃ!でも苦しい…そんな気持ちと戦い続けるあなたへ

 

私には、母が重くて仕方ない時期がありました。

【母が重い】感謝しなきゃ!でも苦しい…そんな気持ちと戦い続けるあなたへ

母が重いと感じるあなたへ。

 

  • 育ててくれたんだから感謝しなきゃ!
  • でも苦しい…

 

どちらの気持ちも抱えて苦しむあなたへ、私の経験を紹介します。

何を言われても、母が穏やかに過ごせることを優先してきた

私は「何を言われても、母が穏やかに過ごせることを優先してきた子供」でした。

 

私が幼い頃、色々あった我が家。

ある日起こった突然の変化に柔軟に対応できるわけがなく、家族それぞれが地獄のような日々を過ごしてきました。

 

とくに母は、イライラしていました。

当時の私は、いつも母が怒らないように気を遣っていました。

 

「お母さんが怒りすぎてストレスで死んじゃったらどうしよう…」

常にそんな恐怖が心にありました。

 

「私はお母さんを困らせないようにしよう。」

とにかくいい子でいるように頑張りました。

 

兄弟が母に反抗すると仲裁に入ったし、とにかく自分の気持ちを押し殺して母や周りに気をつかっていました。

 

本当は色んなことを我慢してきました。

でも当時は、とにかく争いが起こらないことを願い続けていました。

 

「自分が我慢して丸く収まるなら何でも妥協しよう!」

無意識のうちに、そう考えていた気がします。

 

今考えると母からは八つ当たりみたいに怒られることもあったし、私の性格・見た目を否定・ダメ出ししてくることも結構ありました。

 

私の友達を鼻で笑ったり、その友達の親のダメ出しもさんざん聞かされました。

親戚やテレビに映る芸能人など、とにかく小言をずっと言っていました。

 

あとは一緒に買い物に行くと、私の選ぶものに不満気な様子を見せてきたり。

当時の私が優先していたのは「母が怒らないこと」だったので、そんな様子を察知するとすぐ母に従い、母が気に入ったものを選んでもいました。

 

母の機嫌を損ねないように、とても気を遣う子供でした。

 

そして、母のように誰かを品定めするのが大人だと思っていた私も、次第にそんな性格になっていきました。

それに加え、母から繰り返し否定されてきた私は自分のことを大嫌いになっていきました。

 

でもそれよりも、母が穏やかに過ごすことが大切でした。

 

「(本当は悲しいし正直イヤだけど、)お母さんも大変だし仕方ない。娘なんだから、母に優しくしなきゃ。」

こんな思考回路が当たり前になった私は、自分が我慢してきて悲しかったこともどんどん心の奥に押し込めていきました。

 

苦労してきたお母さんを、私が幸せにしなきゃ。

私が見捨てたら母はきっと悲しんでしまう。

 

 

本当は違和感も感じるけれど…

ダメだ!母が嫌なんて思ったらダメ。

親孝行しなきゃ。

 

何を言われても、母が穏やかに過ごせることを優先していた私がいました。

母にネガティブな気持ちを持ってしまう…時々襲ってきた違和感の正体

少し大きくなってからは、一緒に色んなところへ出かけました。

周りから見ても仲の良い母娘だったと思います。

もちろん楽しい時間もありました。

 

でも…時々襲ってくる違和感。

 

その正体は、すぐネガティブな話題を出しては寄りかかってくる母でした。

 

「あなたが頼りなの」と日々感じる不満を私に話してくる母。

その様子に重さを感じるようになりました。

 

どうしよう…母の顔を見たくない。

そういう話が始まると心臓がドキドキしてきて苦しくなる。

 

私の友達へのダメ出し、他の兄弟の愚痴、親戚の悪口…電話やお茶をするたびにそれを聞かされるのが苦痛で仕方なくなってきました。

 

でも…母を否定するようなことを言ったら母が悲しんでしまう。

 

モヤモヤするけど我慢しよう。

私が聞いてあげれば、母の気持ちはおさまるんだから。

 

こんな感じで、しばらく母へ感じた違和感を押し込めていました。

しかし、我慢は長くではきませんでした。

本当は、ネガティブな話題ばかり話してくる母に嫌気がさしていたからです。

 

そういう話が始まると、無視して自分の部屋に逃げ込むようになりました。

でも母は、私が嫌がっていることに多分気づいていませんでした。

「私の友達をバカにしないで!」

家でゆっくりしていた日のことです。

私が友人の話をしていると、また母が友人をバカにし始めました。

いつも通り、鼻で笑うような態度。

 

その時突然、私の中で何かが切れました。

 

「私の友達を馬鹿にするのはやめて!」

 

こんな強いことを母に言ったことが無かったので、心臓がドキドキしました。

 

母は少しおちゃらけて「はーい」と一言。

 

そこから、私の友人を馬鹿にすることはなくなりました。

 

しかし、ネガティブな話題や悪口は相変わらず大好きな母。

正直鬱陶しくて仕方ありませんでした。

 

言っている方はスッキリするかもしれませんが、言われる方にはストレスが溜まります。

 

でも私は、その気持ちを母に伝えることができませんでした。

 

「私が聞いてあげないと、母がかわいそう。」

ずっとそんな風に思っていたからです。

幸せいっぱいの結婚式…?

そこから数年が経ったある日、私の結婚式がありました。

 

その中には、母が大嫌いな親戚も来ます。

結婚式が近くなると私に愚痴り始めた母。

 

いや、私は結婚式を楽しみにしているの。準備も忙しいし。

ちょっと勘弁。

 

私に共感を求めている母は、私のハッピーな気持ちなんてお構いなしに親戚の話をネガティブに方向転換して話してきます。

 

とにかくその親戚をネガティブなフィルターで見ているので、誤解していることを訂正しても聴く耳を持ちません。

 

そして、無事結婚式が終わりました。

「準備は大変だったけど、最高に幸せだった!やってよかったなぁ…」

 

幸せ気分に浸っていると、母から連絡がありました。

 

「あの親戚は私を苦しめたくて云々…」

「あのスピーチをした人、ちょっとねぇ…」

また電話をかけてきました。

 

「いや、私、今幸せで舞い上がってるんだってば…」

 

しかし、そんなの母には関係ありません。

度々聞かされる悪口。

 

「そういえば△△さんに連絡はした?あの人は本当に嫌な人で……以下略。」

 

ずっと我慢してきたけれど、もう疲れました。

疲れすぎて、洗い物をしながら涙が止まらなくなってしまいました。

 

 

何なの?

私はあなたの感情のゴミ箱?

結婚式直後のタイミングで、何を言ってくるんだろう。

 

私の感情は爆発しました。

「小さい頃から愚痴や文句を聞かされ続けてもう疲れた。

苦労したのも分かるけど、ネガティブな話ばかり聞かされるこっちの苦しさも考えてください。

私は今、結婚式を無事終えてすごい嬉しい時期なの。

このタイミングでもネガティブな話をし続けるのはどうして?」

 

今まで言ったことの無い強い調子で、自分の正直な気持ちを伝えました。

 

すると、母からの返事。

「△△さんに連絡したか確認しただけ。

こういう話はあなたにしかできないの。」

 

 

あなたにしか話せない…か。

 

でも私、もう疲れたよ。

 

そして、こう返信しました。

「私は、誰にも話せない。

あなたに愚痴やボヤキを聞かされ続けてストレスが溜まっても、誰にも話せないんだよ。

もうイヤすぎて、そういう話を聞くと涙が出てくる。」

 

しばらくして、こう返事がありました。

 

「涙が出るって、すべてのことに?」

 

「違うよ。

あなたの愚痴やボヤキを聞かされ続けることに疲れて、涙が出るんだよ」

 

……

ピタっと連絡が止まりました。

 

この時に思いました。

私と母は別の人間である、と。

母に気持ちを伝えて気づいた2つのこと

母に正直な気持ちを伝えて気づいたことがあります。

私はずっと母の人生を背負ってきた

私は、母の苦労や不満を一身に背負ってきた自分にやっと気づきました。

 

私が母を幸せにしなきゃ!

ずっと、そう思っていました。

 

確かに母は、色んな苦労をしてきたかもしれない。

でも、その苦しさを娘が全て背負って面倒を見るのは違う。

 

母の人生は母にしか歩けないし、私の人生は私しか歩けない。

 

ネガティブな話を聞くことを拒絶して、私の気持ちを伝えたらムッとされる。

私は母の感情掃き溜め機じゃないんです。

1人の人間で、私にだって感情はある。

 

好きなもの、嫌いなもの、ちゃんとある。

 

愚痴やぼやきを聞かされ続け、私にはかなりストレスが溜まっていました。

 

「娘にしかこの苦しい思いは吐き出せない」

でもその娘は、私は、誰にもそれを話せません。

 

「あなたのお母さんは頑張ってきたんだから、愚痴やボヤキも優しく聞いてあげて」

かつて、ある人に言われたことがあります。

 

親を大切にするのは子供の勤め。

よく言われる言葉です。

その人も悪気なく、サラッとそんな言葉を言ってきました。

 

周りから見たら普通の親子に見える私たち。

でも、内側にはいろんな事情があるんです。

 

その感情を素直に出してムッとされるなら、もう仕方ない。

 

ここでやっと、自分と母を切り離すことができた気がします。

母の人生は母主導でしか変わらない

もう一つ分かったのが、母の人生は母主導でしか変わらないということ。

 

私が母を幸せにしようと頑張ったところで、母にその気が無いなら変わらないんです。

母と私の幸せの定義もきっと違うしね。

 

母は不幸な話やネガティブな話が好きなタイプです。

私がいくら伝えたところで、母に変える気が無いなら変わらない。

そもそも、母の在り方を私がコントロールすること自体おかしい話なわけで。

 

母のタイミングで、そんな話題が好きな自分から離れたくなったら離れれば良いだけ。

それしか無いんです。

母が重い…そんな自分の気持ちを見つめるのが怖いあなたへ

母が重い…

正直鬱陶しい…

 

親に対してネガティブな感情を抱くのが怖い気持ち。

 

すごいわかります。

私もずっとそうでした。

 

自分を育ててくれた親を邪険にしちゃいけない。

そんな気持ちになりますよね。

 

私は本当は心の底でもやもやしていたのに、その気持ちを勝手にタブー視して押し込めていました。

親=感謝すべき対象みたいな固定概念も、私が素直な気持ちをすぐに出せなかった原因かと思います。

 

親に対してネガティブな感情を抱いたらかわいそう、とか

親も苦労してきたんだから、とか

色々思うこともあると思います。

 

でも、1つの対象に対して抱く気持ちって1つじゃないですよね?

焼肉を例に話してみます

例えば焼肉。

私は焼肉が大好き。

 

大好きだし、美味しいし、贅沢な時間だし、幸せ〜とか思います。

 

でも。

食べ過ぎると苦しいし、もう食べなくて良いし、食べ過ぎると半年ぐらいは行きたくない…とも思います。

 

ポジティブな印象も、ネガティブな印象も、私が焼肉に対して感じた素直な気持ちです。

 

焼肉が大好きな人もいれば、見るだけで気持ち悪くなる人もいます。

でも、それってダメなことですか?

焼肉=最高!と思わなければならない、なんて変な話ですよね。

 

いろんな気持ちを感じることは罪ではないし、焼肉の存在を否定することにもなりません。

大好きな気持ちも、食べ過ぎると半年は勘弁…となる気持ちも本物の気持ちです。

 

感じて良い気持ちとダメな気持ち…とかいう区別は無く、どの気持ちもただの事実です。

 

これ、人に対しても同じじゃないかなと私は思います。

 

  • 苦労をたくさんしてきた分幸せになってほしいと私が願う気持ち
  • ネガティブな話を繰り返ししてくることが鬱陶しくウザったい気持ち
  • 育ててくれてありがとうという感謝の気持ち
  • 正直重い…という気持ち
  • こちらの気持ちをスルーされて呆気に取られた気持ち

他にもたくさんあります。

 

どれも全部、母に対する私の気持ちです。

 

あなたも、自分の親に対していろんな気持ちを抱えていますよね?

 

1人の人に対して矛盾したような気持ちを抱えても、怖がらなくて良いんです。

いろんな経験の中で感じた素直な気持ちを、無視せずに感じてください。

正直な気持ちを伝えることがゴールではありません

私の場合は、こんな経緯を経て母へ気持ちを伝えました。

 

あなたももし、伝える機会があるのなら淡々と気持ちを伝えてみても良いかもしれません。

責めるのではなく、淡々と気持ちを伝えてくださいね。

ただ、ここまで書いておいてなんですけど、親に正直な気持ちを伝えることがゴールではありません。

 

私の場合で言うと、

  • ネガティブな話をされ続けて苦しい気持ち
  • 周りや自分を否定されて悲しかった気持ち

 

この辺りを理解されていなかった寂しさ・もっと温かく接してほしかった気持ちがあったんですね。

 

この気持ちに触れると、小さい頃の自分が蘇ってくるような感覚を覚えます。

小さい構ってちゃんな私。

この気持ちに触れることがとっても大切です。

すると、あなた自身がしてほしかったことが見えてくるはず。

それを、今から自分で自分にしてあげるんです。

それが「自分を大切に扱う」ということ。

 

私自身、人生のほとんどを周りの誰かのために捧げてきました。

 

母に率直な思いを伝えるのは怖くもあったし不安でした。

「母を捨てる」そう書くと大げさですが、すがってくる母を振り払うような罪悪感がものすごくありました。

 

自分の気持ちに気づいていくのって結構苦しいです。

 

苦しい過程だけど、ここまで読んでくださるあなたならきっとできるはずです。

 

気持ちを直接伝えることにはこだわらなくて良いです。

小さい構ってちゃんなあなたを見つけて、癒してあげてください。

今の私と母の関係

紆余曲折を経てたどり着いた私と母の関係は、「つかず離れず」です。

 

当時を振り返って感じるのは「物理的な距離を置くのって効果的!」ということ。

近くで小言や愚痴を聞く機会が激減したのは、私にとってかなりリフレッシュになりました。

 

時々実家に帰って近況報告をする距離感が私としては心地いいです。

 

離れて気づく優しさにも触れられるし、自分と母の関係を客観視もできるし。

 

これからも喧嘩はすると思います。

でもその方が、健全。

自分の気持ちを溜め込み爆発しそうになってきた過去と比べて、ずっと自分らしく生きられています。

【オススメの本】母親が重いと思うあなたへ

ここで、母親に対する気持ちを整理したいあなたにオススメの本を紹介します。

母がしんどい」です。

著者の田房永子さんご自身が母の重さを感じて生きてきた方で、その経験を読みやすい漫画で振り返っています。

 

経験の内容に差はあれど、母に対して重さを感じている方なら共感できるはず。

物理的に距離を置くことの大切さも分かるし、同じ気持ちに苦しむ人がいるんだ、と勇気付けられます。

 

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